④修学院・一乗寺エリア 風雅なたたずまいの社寺が点在する里
■鷺森神社 〜知る人ぞ知る紅葉の名所〜
鷺森神社(さぎのもりじんじゃ)由緒沿革
創 建 貞観年間(約一千年前)
御祭神 素盞鳴尊(すさのおのみこと)
御神号 鬚咫天王(すだてんのう)
御神徳 家内安全・旅行安全・諸願成就
例祭日 5月4日・5日
鷺森神社は最初比叡山麓、赤山明神の付近に祀られていましたが応仁の乱の兵火で罹災し、今の修学院離宮の山林中に移されましたが、離宮造営にあたり霊元帝の思召しにより現在の鷺の杜に社地を賜り、元禄二年六月御遷座になり修学院、山端の氏神社として今日に至っております。
毎年五月五日の神幸祭には、装束に行装を整え、赤山禅院に参詣し、修学院御旅所からは宮中から御下賜になった御神輿に供奉して氏子区域を巡幸しますが、特にこの祭列には鉦や太鼓の囃につれて菅笠に紅たすきをかけた着物姿、手には扇をもった小学3年生の男児による「サンヨレ」という掛け声と所作で練り歩く姿が珍しく可憐で情緒豊かであります。
後水尾帝、霊元帝の修学院離宮行啓の砌、ご参詣もしばしばでありました。
享保九年霊元帝、離宮御幸宸記の御歌日記に
をりゐるも所からなるさぎのもり
問はでもおのが名のるはかりに
又、享保十四年二月三日行幸の際にも
をりゐるをみし鷺の森すきかてに
わけきてけふはむかふ神垣
との御製もあり、境内にはこの一首を刻んだ故文学博士吉沢義則先生執筆の記念碑もあります。 神域六千六百坪、境内に流れる宮川にはその昔後水尾帝、霊元帝も行幸された御下賜の御幸橋もあり、荘厳な社殿とともに桜樹、楓も多く四季幽鳥の声を聞く鎮守の社であり、最近では森林浴や紅葉の名所としても知られるようになってきております。
住所 | 左京区修学院宮ノ脇町16番地 |
電話番号 | 075-781-6391 |
開門時間 | 境内自由 |
料金 | 拝観自由 |
駐車場 | あり |
アクセス | 叡山電車 修学院駅から徒歩6分、市バス「修学院通」から徒歩6分 |
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