② 岩倉・上高野エリア 豊かな自然と調和の庭園美・静寂で厳かな小野の里と中世格式の庭園美


■圓通寺  〜造営時そのままの景色が残る造園〜

大悲山勅願書 御幸御殿

臨済宗妙心寺派 大悲山 圓通寺 

 

洛北幡枝の地にひそやかにたたずむ圓通寺。借景の庭、柿、つつじの寺として親しまれています。

当寺は、江戸時代初期(1639)後水尾天皇が造営された幡枝離宮の跡で、幡枝小御所、幡枝茶園とも呼ばれていました。

その後、修学院離宮が完成後、御水尾上皇永年の念願とされた禅院開創の機運が熟し、やがて輪王寺宮門跡や幕府要職の尽力により、ここに贈左大臣園基任第三息女、文英尼公(圓光院殿瑞雲文英尼大師=後光明院御母壬生院の姉上・霊元天皇御母新広義門院の叔母)を開基として迎え、上皇より大悲・寺号「圓通」の勅額を賜り、霊元天皇の勅願所となりました。

以来、皇室の祈願所として後水尾天皇以降の歴代皇族の御尊牌が皇室ゆかりの殿舎である御幸御殿に祀られています。

庭園は霊峰比叡山を借景にした枯山水平庭で、国の名勝に指定されています。四季折々の風情が味わえ、御水尾院の幡枝離宮の庭を今に伝えています。

 

□花暦

 春=霧島つつじ・さつき

 夏=さるすべり

 秋=木犀・もみじ・さざんか

 冬=南天・千両・蟻梅

住所 左京区岩倉幡枝989
電話番号 075-781-1875
開門時間

10時〜16時30分(12〜3月は16時まで、受付は16時30分)

料金 大人;500円、高・大学生;500円、小・中学校;300円

駐車場

あり
アクセス 京都バス「自動車教習所前」から徒歩10分
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