①上賀茂エリア 悠久の歴史を伝える京都最古の社
■大田神社 〜カキツバタと芸能上達の神〜
大田神社(おおた) 賀茂別雷神社摂社
御由緒
御神祭
天鈿女命(あまのうずめのみこと)一柱一座
当神社は延喜式神名帳記載の古社であり、一名に恩多社とも云われている。鎮座年代不詳なれど賀茂における最古の社であり、上賀茂神社よりも古い。賀茂県主族の移住以前より在住の農民から福神として長寿福徳の信仰が寄せられていたようである。上賀茂神社創建後、摂社となり現在に至る。
御神祭の「天鈿女命」は神話の天岩戸開きの際岩戸の前で神楽をされた神で、その御神徳を慕って今も芸能上達を願い参詣される方が多い。
御社殿
本殿(三間社流れ造り)拝殿(割拝殿)共に寛永5年(1628)の造り替えで、桧皮葺
祭典日
4月10日(春祭)
1月10日(秋祭)
毎 月10日(月次祭)里神楽奉奏
里神楽
当神社の里神楽は「大田神社巫女神楽」として京都市登録無形民俗文化財に指定されており、当神社が長寿の神を祀ることから老人により囃し舞われる日本最古の形を残した神楽です。又、その音色により俗に「チャンポン神楽」とも云われ、動きの少ない神楽としても有名です。
大田ノ沢のかきつばたの群落
当神社参道の東側の大田ノ沢には毎年五月中旬、濃紫色の花を沢一面に咲かせる「杜若(かいつばた)」の群落がある。この沢は深泥ヶ池同様、一万年以前からの湿原地帯の名残で、平安時代に藤原俊成卿は「神山や太田の沢のかきつばた ふかきたのみは色に見ゆらむ」と詠まれた。
昭和14年に国の天然記念物に指定されている。
末社
境内に白髪社、百大夫社、鎮守社、参道入口の西側に福徳社、境外藤ノ木町に藤木社がある。
住所 | 北区上賀茂本山340 |
電話番号 | 075−781-0907 |
参拝時間 | 9時30分〜16時30分 |
料金 | なし |
駐車場 | なし |
アクセス | 市バス「上賀茂神社前」から徒歩10分 |
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